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2018年 3月 29日 ~これから~
これから新しい学年を迎える高校生・中学生の人
この春からめでたく大学生になる人
もう一年頑張ると決めた人
今日は少しそんな皆さんへ向けて自分のことを話していきたいと思います。
ちょうど一年前の頃、自分は私大も国公立前期も不合格となり、本気で浪人を考えていた時期がありました。
おそらく
「浪人」
というものに対しての考え方は人それぞれだと思います。
自分の目標に向かって努力をするということは素晴らしいことですし、
必ず一生懸命頑張って勉強したことは将来かけがえのない宝物になると思います。
一方、浪人によって大学生になるのが一年遅れ、
それと同時に社会に出るのも一年遅れるということですから、代償がそれなりに大きいのも事実です。
自分は浪人に対して負の印象しか無かったため、何としても現役で大学に進学したいと思って受験に挑みました。
しかし、受験というのはそう簡単なものではなく、受けた大学から次々と不合格の通知が送られてきてしまったのです。
そんな中、3月の中旬に自分の通っていた高校では卒業式があり、そこで数か月ぶりに高校の友人たちと再開しました。
やはり周りのみんなはすでに大学進学への切符を勝ち取っていて、楽しそうに卒業旅行や1人暮らしの計画を立てたりしていたので、まだ進学先が決まっていなかった自分はとてつもない疎外感と悔しさを感じていました。
そのため、その日に組主任の先生と最後の面談をする機会があったのですが、そこでついこんなことを言ってしまったんですね。
「自分は少なくともこの1年間は、いっぱいあったやりたいことを全て我慢して、一生懸命志望校合格に向けて勉強をしてきたつもりでした。それなのにどうして一つも合格できてないのか納得がいかないんです。どうせこんなことになるなら、もっと他のことをやればよかったなって後悔していますよ。何か1年無駄にした気分です、この1年間って一体なんだったのか分かりません…」
そうしたら先生からこんなことを言われました。
「悔しい気持ちは分かったけど林くん、それは違うかなと思うよ。僕は今までいろんな卒業生を見てきたけどね、やっぱり
やりたくないって思っていることもしっかりと成し遂げた人こそが、やりたいことで成功できる
と思うんだよね。だからやりたくないこともやったこの1年間は、きっと将来やりたいことを成し遂げられるための糧になるはずだよ」
…………
さて、東京では桜が満開になっています。もういよいよ春ですね。
これから新しい年度を迎えるかと思いますが、
学年が上がる高校生・中学生、そしてめでたく大学生になる人、浪人を決意した人も、内容に多少の違いはあれど
絶対に
「やりたくないことをやらなければならない時」
にぶつかることが必ずあります。
特に高校生の皆さんは、これから受験を迎えるのですからやりたいことを我慢しないといけないことが多くあるでしょうし、やりたくない勉強が必要になってくることもあるでしょう。
しかし、それらをどうか逃げずに最後までやり遂げて欲しいと思います。
絶対に無駄になることはありえないので。
これから新しい道を歩む人たちが、少しでもこの話を覚えていてくれたらうれしい限りです。
みなさんが良い新学期を迎えられることを心から願っています。
明日の更新は
荒井担任助手です。
お楽しみに~