ブログ
2020年 6月 2日 ~俺の授業シリーズ 荒井編~
こんにちは!田無校担任助手の荒井です!
今回は大学の授業紹介ということで、
「俺の授業シリーズ」の荒井編をやっていきたいと思います☆
(俺、っていうの違和感ありましたが続行)
私は現在、青山学院大学文学部英文学科に通っています!
文学部、と聞くと「本ばっか読んでるんじゃない?」「カタそう…」という印象を
抱くのではないでしょうか?私も高校生のときはそうでした笑
でも、調べてみるとそういうわけでもなく、
私の所属学科では
・イギリス文学・文化
・アメリカ文学・文化
・グローバル文学・文化
・英語学
・コミュニケーション
・英語教育学
の6つの中からコースを選択できます。
私は英語の構造/しくみに興味があるので、
英語学コースを取っています。
(イギリス文学・文化もサブとしてやっています)
その中から、みなさんに紹介したい授業は
「生成文法について」です。
以前もどこかで紹介したことがあるとは思うのですが、
どのように子どもが言語を獲得していくのか、を研究しています。
2年生のときにこの授業の初歩的なところに触れ、
3年生から始まったゼミもこのテーマを学べるところを選択しました!
みなさんは、子どもが言葉をどのように学んでいるかを考えたことがありますか?
(多くの人にとっては日本語を思い浮かべてもらうとわかりやすいかも)
中学校の国文法の授業?
小学校に入ってからの、国語の授業?
幼稚園時代の絵本から?
言語を「学ぶ」といったらここらへんが浮かぶでしょうか。
ですが漢字はもちろん、ひらがな・カタカナを読めるようになる前から
みなさんは日本語を理解し、使用できていましたよね!
なぜ文字を読めないくらい小さな子でも、日本語がわかるのでしょう…?!
勘のいい人は「周りの大人の会話から」学んでいる、と推測できるかもしれません。
しかし、周りの大人(親や近所の人など)の言葉って
かならずしも文法的に正しいものだとは限りませんよね。
「取って、あれ」とか「ご飯食べるの?」とか。
主語が抜けていたり、助詞が抜けていたり、語順がバラバラだったり。
それなのに子どもは、だれに教わることがなくとも言語を理解することができるのです。
不思議じゃないですか??
…というのを、主に言語的観点から分析しています。
さまざまな要素が複雑に絡み合っていますが
もちろん、子どもの発達段階なども考慮する必要があって
それも非常に興味深いです。
もしも語学の専攻をためらっている人がいるのなら、
その言語や文化だけでなく、もう少し広い観点から
日常生活に活かせることも学べたりするので
調べてみてください^^
次回の更新は岩村拓朗担任助手です~
お楽しみに!