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2023年 8月 7日 ～賴田の雑談～
担任助手の賴田です。
いつもはふざけた内容を投稿しているのですが
オープンキャンパスの時期みたいなので
少し真面目に、科学の面白さを伝えます。
賴田は
生命の謎を解明するために
”分子”が見える顕微鏡を開発しています。
分子が私たちの体の中でどのように働いて
”遺伝”や”記憶”、”老化”といったメカニズムを成しているのか。
どのように癌や認知症などが引き起こされて、進行するのか。
こんな謎を実際に”観察”して理解することが目標です。
みなさんは“分子”というものを意識したことがあるでしょうか。
大きさは 1 nm 程。
1 m を10で9回割った大きさです。
みなさんの体もまた、
タンパク質やアミノ酸などなど
様々な分子から構成されています。
分子のスケールを感じてほしいので、１問クイズです。
――――――――――――――――――――
世界三大美女に数えられるクレオパトラ。
彼女の体も我々と同じように
たくさんの分子で構成されていました。
クレオパトラが亡くなってから、2千年。
彼女の体に含まれていた”水の分子”は今どこにあるのでしょう…。
エジプトの地下水？
地中海？
仮に、長い時間を経て
海や川、雨などで
世界中に均等にばら撒かれたとします。
その場合、
家の蛇口を捻ってコップに注いだ水。
そのコップの中にクレオパトラの水分子は
何個入っているでしょうか。
ぜひ予想してみてください。
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考えたくもない、そこの文系諸君のために
答えを早めに。
（概算方法知りたい方は賴田まで）
賴田の概算では
約1000個 !
どうですか？
予想より多いですか？少ないですか？
賴田はロマンを感じます。
もちろん、クレオパトラだけではありません。
歴史の教科書に載っている偉人たち。
ジャンヌダルクも1000個、ダヴィンチも、ガリレイも、信長も。
コップの中の水分子たちは、世界中を、時間を超えて…。
分子って面白いですね。
明日の投稿は松本さんです。
