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2016年 12月 21日 ~奥行~
こんにちは!
担任助手の中村文彦です 😛
今日は勉強の奥行について話したいと思います
最も伝えたいことは、物事を表面だけ捉えて満足するのでなく、
いろいろ相関させ、多面的に捉えることです
具体例を追って説明します
例1)antipathy(反感)とsympathy(同情、共感)
これらはまずpathy(感情)に注目して、
次にanti(反対の)、sym(共に)を足し合わせて考えます
この二つの単語を字面だけおって覚えるのはあまり得策ではないし、
忘れてしまいやすいかもしれません
しかし英単語の背景(つまり奥行)である
接頭辞や語幹、語根
といった概念を知っていれば忘れようがありません
例2)二つのベクトルA,Bが与えられていてその内積の大きさの変化を考えたい
ここでいつも成分や角度だけを追って計算する
紋切型しかできない人は数学の世界を自ら狭めてしまっています
数字を追うだけではなく
図形を利用する観点も欲しいところです
この場合ではBのA方向成分をAにかけることを利用してA、Bの始点をそろえて
Bの大きさを半径にもつ円を描くとイメージしやすいでしょう
例3)緯度20~30°にサハラ砂漠やオーストラリア内部の砂漠など砂漠が多い
これもへーそうなんだ
で終わらせないでください
緯度20~30°の上空には亜熱帯高圧帯がありますよね
この下降気流が原因で地表に砂漠が形成されやすいのです
ではなぜ亜熱帯高圧帯が形成されるかというとハドレー循環の話になります
書くと長くなるので詳しくは自分で調べてください
これら3つの具体例を通して感じてほしいのは、
物事には理由や背景があり、
それらを掘り起こすとより深い理解につながることです
これが勉強の奥行です
日常生活を含め、物事を考えるとき
常に理由と相関されるものを考えてください
これを続けていけば、さまざまな知識が頭にストックされ、
知力は格段に上がります
これは受験生に限らず、すべての人に言えることです
この記事を読んだみなさんはこれらを意識してもらえたらうれしいです
明日の更新は
吉沼担任助手です
お楽しみに~ 🙂