文学部は「役に立たない」?? | 東進ハイスクール 田無校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2026年 4月 15日 文学部は「役に立たない」??

担任助手4年の桑原です!!

私が最上級学年の仲間入りする時が来るとは……実に感慨深いものです。

改めて沢山の仲間・後輩たちと共に、田無校に通ってくれる生徒の皆さんと保護者の方々のご期待に応えられるように励みます。

 

私は日本史教員を志望しており、今年度は教育実習教員採用試験が控えておりその準備にも取り組んでいます。

またそれと同時に、大学生4年目にしていよいよ「文系」の学びの楽しさを強く実感しています。

 

私にとっての「文系」の楽しさとはなんでしょう。

同じ文系でも、周りには就活や将来に向けて様々な資格などの勉強に打ち込む人々もいます。

しかし私が楽しさを見出したのはその真逆。一般に「役に立たない」勉強とされるものです。

私が所属しているのは早稲田大学の文化構想学部というところで、文学部と共通の科目群で領域横断的で自由な学びが特色です。

その中でも私が主に関心を持って取り組んできたのは、日本史(主に古代中世)・芸術文化(音楽~舞台・絵画・陶芸なども)・文学・都市形成(主に多摩川流域の砂利鉄道に着目して)などの分野にわたります。

これら全て将来に直接「役に立つ」ものではありません。(教師になるなら多少役に立つかもしれませんが)

私がそんなことを学ぶ理由は、そんな「役に立たない」教養が生きる上での「世界の見え方」を変えてくれると信じるからです。

 

私は高校の時、原田マハ(早稲田出身)の『無用の人』という短編小説に出会いました。

国語の授業で扱った丸山眞男の「『である』ことと『する』こと」に関連して紹介されたものでした。

決して合理的でない時もあり、また直接役に立たないものでもある「『である』価値」、そして「無用」の人。

そういう価値観にこそ意味を見出す姿勢に、私は衝撃を受けたのです。

 

ちょうど当時私は「将来役に立たないから」という理由で文学部で日本史を学ぶことを諦めようとしていた時でした。

しかしこの出会いにより、人文系に進む決意ができました。

 

今生徒の皆さんは「志作文」に取り組む中で自分の将来の人生に向き合っています。

その中で、今まで文学部志望だったのに「将来役に立たないから」という理由で別の進路する、という生徒を多く見ました。

本人の決めた進路ならそれは全力で後押しします。

しかし「本当に学びたいこと」が別にあるのなら少々勿体無い気がします

大学でのその学びが「直接」役に立つものでなくても、将来確実にその価値が活きることを信じて。

 

藤波大貴担任助手です。

大学3年に入って、どんな勉強をしているのでしょうか。

 

 

 

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