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2020年 12月 11日 ~気まぐれ生物学Ⅰ~

 

こんにちは!

担任助手の廣野です。

寒くなってきましたね。

今日は大学の前にある銀杏並木がきれいだったので載せときます!

さて。

今日は僕が大学で学んでいる生物についてお話したいと思います!

生物学と言っても、ちょっと大学の授業を受けていて面白かったことについてお話したいと思います。

 

みなさん突然ですが、「ニワトリ」という生物種が地球上に初めて誕生する時のことを考えてください。

その時、タマゴが先に誕生したと思いますか?それともニワトリの大人が先に誕生して、その親鳥がニワトリのタマゴを産んだと思いますか?

僕もそんなこと考えたことなかったですが実際よく考えてみると、ニワトリのタマゴが存在するためにはニワトリの親が必要ですし、親が存在するためにはニワトリのタマゴが存在しなければならないので、堂々巡りになってしまいますよね。

 

この議論は昔からされていて、哲学的な議論になっていました。

ただ、今の時代では生物は進化の過程で変異することがわかっています。すなわち、ニワトリの先祖の親がタマゴを産む過程で何らかの遺伝子に変異が入り、ニワトリのタマゴを産んだというわけです。

つまり、ニワトリはタマゴが先に生まれたということですね。

 

さて本題です。

生物は全てDNA、すなわち遺伝子が設計図となっています。そしてその遺伝情報から体のパーツを構成するタンパク質が作り出されています。すなわちDNAがなければ世の中にいる生き物は全て生まれないわけですね。

一方で、DNAは生物が子孫を残すために、生命体の中でしか作り出すことができません。

では、地球上で生命が誕生した瞬間のことを考えてみてください。

生命の誕生の時、DNAが先に誕生したか、もしくは生命自体がポンと誕生して、その生命がDNAを作り出したか。

これは今でもわかっていません。

自然の中で勝手にDNAができて、そこから遺伝情報を読み取って生命が誕生するのはちょっと難しいかなと僕は考えています。なぜなら、そのDNAを読み取ってタンパク質に変換する装置もDNAから設計されているからです。

では生物がポンとできて、DNAがそこからできて子孫を残していったのか?

そもそも原始的な生物はDNAという遺伝暗号を持っていない可能性もあったり、また、原始的な生物はRNAというDNAの仲間で体が構成されていたのでは、という説もあります。

考えてみるとほんと堂々巡りなのですが、実際に生命は今も存在しているからその起源は絶対あるはずで、それが無機質の中から生命体が誕生したと考えると面白くありませんか??

ぜひ、このブログを読んだ方で生命の起源に関するいい意見があったら僕に教えてください!

 

以上、廣野のブログでした〜

次回の更新は、最近免許を取ったらしい渡辺大翔担任助手です!

お楽しみに〜